トップお役立ちコラム電子POP(ポップ)とは?種類・特徴や活用方法を解説

電子POP(ポップ)とは?種類・特徴や活用方法を解説

紙POPでは伝えきれない商品の魅力をさらにわかりやすく伝えたい──そう感じる店舗担当者は多いです。

限られた売場スペースや人的リソースでは、伝えたい情報をすべて届けるのは難しいのが現実です。

この記事では、電子POPの概要から種類ごとの特徴、活用シーンまでを詳しく解説します。

POPの更新作業を効率化したい、視覚的な販促で売上アップを図りたいという方には、すぐに役立つ内容です。

電子POPは、動画や画像による多彩な表現が可能な上、設置の柔軟性や遠隔操作の利便性も兼ね備えています。

【結論】電子POPの種類と用途

電子POPには複数のタイプがあり、設置環境や運用方法に応じて最適なものを選べます。
ここでは主な3種類とそれぞれの用途について先に概要をまとめます。

スタンドアロン型(オフライン) クラウド型(オンライン) 電子棚札タイプ
  • ネット接続なしで使用可能
  • USBやSDカードで表示データを更新
  • 小規模店舗や個人経営の売場に最適
  • 初期費用・運用コストが低い
  • セキュリティを重視する店舗でも導入しやすい
  • ネット経由で複数端末を一括管理
  • 店舗に行かずに表示内容を変更可能
  • 大型店やチェーン店舗に向いている
  • キャンペーン情報などの即時更新に対応
  • 作業効率の向上と人的負担の軽減に貢献
  • 棚に直接取り付け、価格・情報表示に活用
  • 遠隔からの一括書き換えが可能
  • 小型で場所を取らず、売場がすっきり見える
  • 頻繁な価格変更が必要な業態に便利
  • 作業時間削減と省スペース化を同時に実現

電子POPとは?


電子POPは、店舗での販売促進に使われるデジタルの広告表示ツールです。

紙のPOPと違い、動画や画像を使った多彩な表現も可能です。

7インチから20インチほどの小型ディスプレイが多く、売場の限られたスペースでも設置できます。

電子POPの活用は、商品情報をわかりやすく伝えるだけでなく、店員による説明を補う役割も果たします。

業務の効率化や人件費削減を目指す店舗にとって、今や心強いツールです。

電子POPとサイネージの違い

電子POPとデジタルサイネージは、どちらも映像や画像を使って情報を伝えるツールですが、目的や機能、設置場所などに大きな違いがあります。

電子POPは主に小型ディスプレイを使い、売場の商品近くに設置して購買意欲を高める役割があります。

表示内容はUSBメモリやSDカードで更新することが多く、ループ再生機能を備えているため、決まったコンテンツを繰り返し流す仕組みです。

HDMI端子を備えていない製品が多く、コンパクトさを重視して作られています。

電源のON/OFFも自動設定できますが、曜日ごとの細かい設定は対応していないことが一般的です。

一方、デジタルサイネージは大型ディスプレイが使われ、通行人など広い範囲の人に向けて情報を届けるのが目的です。

USBやSDカードに加え、HDMIやLAN接続、ネットワーク対応機能が充実しており、クラウド経由でのコンテンツ更新もできます。

曜日単位での電源管理やリアルタイムの情報表示もできます。

解像度も高く、フルHDや4K対応が標準です。

電子POPは「商品近くでの購買促進」、サイネージは「広いエリアでの情報発信」に適しており、役割に応じて使い分けられます。

電子POPの種類 

電子POPには次の3パターンがあります。

  • スタンドアロン(オフライン)型
  • クラウド(オンライン)型
  • 電子棚札を活用する

それぞれについて解説します。

スタンドアロン(オフライン)型

スタンドアロン型の電子POPは、ネットワーク環境がない場所でも使えることが強みです。

表示内容の更新はUSBメモリやSDカードを使い、本体に直接データを入れます。

この方法なら特別なシステムが不要で、誰でもかんたんに扱えるのがメリットです。

とくに個人経営の店舗や小規模な売場で活躍するでしょう。

データの更新が必要なときは、現場でメディアを差し替えるだけで、導入コストも低くおさえられます。

ネット接続を前提としないので、セキュリティ面で不安がある店舗でも安心です。

クラウド(オンライン)型

クラウド型の電子POPは、ネットを通じて遠隔操作で表示内容を更新できます。

店舗ごとに端末を操作する必要がなく、複数店舗の管理が一度にできるのが大きな魅力です。

運用の効率化を目指すチェーン店や大型店舗にとって便利です。

表示するコンテンツはクラウド上に保存され、管理画面からかんたんに変更できます。

さらに、最新の情報を即時に反映できるので、セールやキャンペーンの告知にも適しています。

作業負担の軽減と情報の一括管理を実現できる点が特徴です。

電子棚札を活用する

電子棚札を電子POPの代わりとして使う方法もあります。

商品棚に取り付けることで、省スペースで価格や商品情報の表示が可能です。

電子棚札は価格変更や情報の書き換えを一括で行え、作業時間を大幅に短縮できます。

品数の多い店舗や、頻繁に価格が変わる業態に適しているでしょう。

表示内容は遠隔から更新できるため、現場スタッフの負担も軽くなります。

小型で邪魔にならないデザインなので、棚まわりの見た目もすっきり保てます。

電子POPの特徴


電子POPはさまざまな特徴がありますが、主には次の3つがあげられるでしょう。

  • 表示内容の変更が容易
  • 文字だけでなく画像も表示できる
  • 色々な場所に設置でき

それぞれについて解説していきます。

表示内容の変更が容易

電子POPは情報の差し替えがすぐにできるため、売場の変更にも柔軟に対応可能です。

店頭に出向かなくても、PCから遠隔で操作できる機種もあります。

たとえばtagELのようにスケジュール機能があるタイプなら、曜日や時間帯ごとに表示内容を自動で切り替えられます。

朝はモーニングセールの告知、夕方は総菜コーナーの特集という設定もかんたんです。

紙のように貼り替える必要がないので作業時間を減らせ、特定店舗だけに別の内容を出したいときも、個別に設定すれば済みます。

文字だけでなく画像も表示できる

電子POPは文章だけでなく画像や映像にも対応しています。

視覚的な情報は直感的に伝わりやすく、購入意欲にもつながりやすいです。

たとえば産地直送の野菜であれば、生産者の笑顔や畑の様子を写真で見せると安心感を与えられるでしょう。

料理例を表示すれば、活用イメージも広がります。

紙POPではできないような視覚的な演出ができるため、売場の訴求力が大きく変わります。

見た目の鮮やかさだけでなく、情報量が増える点も魅力です。

1台のPOPで複数の画像を切り替えることもできるため、限られたスペースでも表現の幅が広がります。

色々な場所に設置でき

電子POPは設置する場所を選ばないため、売場の工夫次第で活用の幅が広がります。

サイズや形のバリエーションが多く、レジ横・棚上・冷蔵ケース内など多様な場所に対応できます。

例えば、エンドに大型POPを置いて、近くにある小型POPと連動させて詳細情報を表示するなど、組み合わせて使うことも可能です。

配線不要なバッテリー式のモデルなら、電源が取りにくい場所にも対応できます。

スリープ機能付きなら節電もできるため、多台数運用にも適しています。

電子POPの活用例

電子POPの特徴について解説してきましたが、実際に店内では次のような活用方法が考えられます。

  • 重点商品や新商品
  • エンドへの設置
  • 商品の種類の多い場所への設置

それぞれについて解説します。

重点商品や新商品

目を引かせたい商品には、電子POPを使うと効果的です。

映像や音声を活用して、商品の特徴を視覚と聴覚の両方で伝えられます。

たとえば、新発売のスキンケア商品の成分や使い方を動画で説明すれば、購入前の疑問の多くを解消できるでしょう。

紙のPOPでは難しい情報量でも、電子POPなら短時間で伝達できます。

表示内容を時間帯ごとに変える設定もできるため、朝と夕方で異なる訴求が可能です。tagELのようにスケジュール機能があるタイプであれば、自動切替により更新作業の負担も減らせます。

頻繁に売場が変わる商品に向いており、売上アップをサポートします。

エンドへの設置

通路沿いのエンドは来店客の視線が集まりやすいため、電子POPの設置に適しています。

見た目にインパクトを与えやすく、情報を効率よく届けられます。

たとえば、冷凍食品のコーナーに「かんたん調理レシピ」を動画で流すことで、商品の魅力をすぐに伝えることが可能です。

大型ディスプレイと棚付きPOPを組み合わせて、上部で引きつけ、下部で詳しく説明するという使い方もできます。

商品の入れ替え時も、設定を変更するだけで内容を即時に反映できます。

紙の貼り替え作業がなくなり、店員の手間もおさえられるでしょう。

商品の種類の多い場所への設置

商品点数が多い売場では、電子POPが情報整理に役立ちます。

紙のPOPでは伝えきれない内容を、スライドや動画で順に表示することで、効率よくアピールできます。

たとえば、ワイン売場で味や香りの違いをグラフと写真で見せれば、選び方の参考になるかもしれません。

QR表示をすれば、お客様自身が知りたい情報を自分で確認できるため、接客の補助にもなります。

情報の切り替えもボタンひとつで済むので、運用もシンプルです。

スペースが限られる棚でも設置でき、表示内容を定期的に変えられる点でも活用の幅が広がります。

電子棚札の導入のご相談は「tagEL」へ


電子棚札を用いて電子POPを導入するか検討される場合は「tagEL」へご相談ください。

tagELは電子棚札のサブスクリプションサービスを展開しています。

製品の詳細や、tagELのおすすめポイントを紹介していきます。

tagEL製品ラインナップ

tagELのサービスでは、電子棚札を月額契約で利用できる仕組みを提供しています。

電子棚札本体だけでなく、親機もレンタル対象です。

各機器の種類や特徴についてご案内します。

電子棚札

tagELでは、2.13インチ・4.2インチ・7.5インチの3サイズを用意しています。それぞれのサイズは売場のスペースや用途に応じて選べ、見やすさや取り付けのしやすさも考えられた仕様です。

サイズ 外形寸法(mm) 表示エリア(mm) 解像度

(pixel)

画素密度

(DPI)

重さ

(g)

動作温度

(℃)

動作湿度

(%)

横幅 高さ 奥行 横幅 高さ
2.13 72.8 34.5 13 48 23.1 250×122 183 33 0~40 30~70
4.2 106 86 13 84 63 400×300 183 83 0~40 30~70
7.5 185 121 14 162.6 97.3 640×384 183 201 0~40 30~70

親機

tagELの親機はコンパクトな設計で、わずかなスペースにも設置できます。

ZigbeeやTCP/IPといった通信方式に対応しているため、多様な環境でも使いやすく、チャネル数も80と十分です。

外形寸法(mm) 電源供給 通信規格 チャネル数 動作温度

(℃)

半径 高さ 入力電圧 定格電流 定格電力
178 40 5V DC 2 A 10 W Zigbee2.4GHz/TCP/IP 80 0~50

初期費用不要のサブスクプラン

初期費用を気にせず電子棚札をはじめられるのも魅力です。

導入時に大きな資金を準備する必要がないため、予算の制約があってもスムーズにスタートできます。

月ごとの支払いは定額なので、費用の管理がしやすく長期的な運用計画も立てやすくなります。

資金面で不安がある方でも検討しやすいです。

親機・本体が無料

電子棚札の導入で負担となりやすいのが親機や本体の費用です。

この負担を軽減できるのがtagELのサービスです。

親機1台と本体10台分は無料で提供されるため、初期投資をおさえつつ必要な機器をそろえられます。

まずは少数から試せることで、自店に合うかどうかをじっくり見極められます。

30日間の無料トライアル有

導入してから「思っていたのと違った」と後悔したくない方におすすめなのが無料トライアルです。

tagELでは30日間、実際の店舗で使いながら操作性や表示の見やすさを確認できます。

現場のスタッフが直接試すことで、業務に合うかどうかをしっかり判断できます。

実物に触れることで導入後のミスマッチを避けやすくなり、本契約に進んでも安心です。

最短5営業日で納品

急いで電子棚札を導入したい場合、短期間で納品できるのがtagELです。

お申し込みから最短5営業日で納品が可能です。

繁忙期や特売イベント前など時間に余裕がない状況でも間に合います。

まとめ

この記事では、電子POPの概要、種類ごとの特徴、具体的な活用方法について解説しました。

記事のポイントは以下のとおりです。

  • 電子POPは販促に使えるデジタル表示ツール
  • スタンドアロン型・クラウド型・電子棚札の3種類がある
  • 映像・画像による視覚的訴求が可能
  • 設置場所や表示内容の柔軟性が高い
  • 作業効率や業務負担の軽減にもつながる

電子POPの導入を検討している方は、まずは自店の運用方法に合うタイプを見極めることが大切です。

紙POPでは伝えきれない情報も、電子POPなら直感的に伝えられます。

表示内容の変更もかんたんで、頻繁な売場変更やイベント告知にも柔軟に対応できます。

「視覚で伝える販促」に可能性を感じた方は、tagELなど無料トライアルのあるサービスから試してみてはいかがでしょうか。

実際に使ってみることで、業務の効率化と売上アップのヒントが得られるはずです。

お問い合わせ

                       

サービスに関するお問い合わせ・ご相談は、こちらよりお問い合わせください。
お電話でも承っております。
お電話の際、ガイダンスが流れますので「6番(その他)」を選択し、「tagELについての問合せ」とお伝えください。

この記事を書いた専門家(アドバイザー)

著者情報 tagel

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